サイズは一般モデル同等。大口径ファンを抱える男前フェイス

さすが80PLUS GOLD認証クラスの製品ということもあり、どこかミリタリーチックな筐体はじめ、ルックスは高級感ある雰囲気に仕上がっている。ちなみに奥行きは160mmと、サイズ面でのコンパクトさは特にない。ただしそれは大口径ファン搭載による冷却性能の確保を狙ったためで、一般的なミドルタワーユーザーにとってはむしろ好印象だ。

ややミリタリー調な配色をチョイスした「ERX430AWT」の筐体。外形寸法はW150×D160×H86mmで、サイズ的には一般的なATX電源といったところ
	裏面には、パッケージ同様の出力表をレイアウト。ちなみにユニットの重量は約1.8kgだ
ユニット全体の冷却を担う139mm径のツイスターベアリングファン。内部構造を少し覗くことができるが、ここから先は後ほどじっくり見聞といこう
主要ケーブルを直結、それ以外を着脱式としたセミモジュラー仕様。もっとも低容量モデルとあって、着脱式コネクタの数は限られている

ミドルスペックには十分な「直結＋着脱」のケーブル構成

セミモジュラータイプを採用する「ERX430AWT」は、ATX 24pin、CPU 4+4pin、PCI-Express 6+2pin×2の主要ケーブルを直結、それ以外を着脱式としている。コネクタ構成もミドルレンジスペックには十分な数が揃っており、不足を感じることはないだろう。なお着脱ケーブルをすべて装着すると、SATA電源コネクタ8系統、ペリフェラル電源コネクタ8系統、FDD電源コネクタ1系統へ電力を供給することができる。

最低限必要な主要ケーブルを直結式としたセミモジュラータイプ。必要なケーブルのみを挿せばよいため、ケース内もスッキリするだろう	分割できない一体型コネクタのATX 24pin。4束のフラットケーブルが房になって1つのコネクタを形成している
こちらは4+4pinに分割可能なCPU電源コネクタ。2つのフラットケーブルが1つに合流している	「ERX430AWT」が唯一備えるPCI-Express補助電源コネクタ。6+2pinを2系統備えるため、ハイエンドグラフィックスカードを駆動させることができる
必要に応じて追加できる着脱式ケーブル。右端の「GPU」コネクタは付属しないものの、メーカーのサポート窓口にて購入できるという。低容量モデルながらマルチGPU環境も構築可能だ。（問い合わせ先：ENERMAX日本法人 株式会社クーラージャイアント サポート窓口）
	製品に付属する着脱式ケーブルは計3本。SATAケーブルが2本で、もう1本はペリフェラル電源ケーブルだ
SATAケーブルには、1本につき4コネクタを実装。2本で合計8コネクタを出力することができる	ペリフェラル電源も同じく4コネクタが実装されているが、こちらにはFDD電源コネクタ×1が追加されている