エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.359
2014.09.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
標準状態では、全てのベンチマークで安定したスコアを叩き出した「M6 PRO」シリーズ。ここからは独自キャッシュ技術「PlexTurbo」を有効にした状態で、パフォーマンスを検証していくことにしよう。
「PlexTurbo」は、統合ユーティリティ「Plextool」の1機能として提供される | |
「M6 PRO」シリーズに最適化されているため、他のSSDでは使用することはできない | |
「PlexTurbo」は「有効にする」ボタンをクリックして、再起動するだけで簡単に有効化できる |
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:Compression-Benchmark |
総合ベンチマークを確認すると、シーケンシャル、ランダムとも大きくスコアを伸ばし、総合スコアは単体時の約5倍にあたる5,562ポイントを計測。「Compression-Benchmark」でも読込は5,000MB/secに近いパフォーマンスを発揮し、その効果は上々だ。ただし、書込については所々大きく落ち込む場面が見られ、全体的に転送が安定しなかった。
【50MB】 | 【100MB】 |
【500MB】 | 【1000MB】 |
【2000MB】 | 【4000MB】 |
データサイズが小さい500MBまでは、シーケンシャル、ランダムともその効果は絶大。ただしキャッシュへの収まりが悪くなる1000MB以上のデータでは、徐々に効果が低下し、4000MBではパフォーマンスの増加はいずれも微増に留まる。とは言え、標準状態からの上積みは確実にあり、メインメモリに余裕があるなら「PlexTurbo」は有効にしておいたほうがいいだろう。