エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.361
2014.09.28 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
まずベンチマークテストの先頭は、3Dベンチの大定番「3DMark」から。ハイエンドモデルのため、プリセット設定は「Fire Strike」と、最も高負荷な「Fire Strike“Extreme”」を選択している。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” |
出荷時クロックをリファレンスを比較すると、両方のプリセットともにGraphics Scoreで約6~7%、総合スコアでも5~6%とスコアが向上。メーカーチューンの効果がハッキリと数値に現れている。また、さらにクロックを積んだOC時は、リファレンス比におけるGraphics Scoreで最大17%の大差をつけるなど、もはや別物だ。「Gaming APP」の簡易チューニングで飽きたらない場合は、手動でのOCを試してみてはいかがだろうか。
続いては「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使用して、テッセレーションを駆使した重量級の3D描画パフォーマンスをチェックする。テスト環境は、プリセット設定からDirectX 9ベースの“Basic”とより高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”を選択して計測を行った。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
リファレンスとの比較では、出荷時・OCクロックともに“Extreme”プリセットで差が拡大。動作クロックの違いがより高負荷な環境で威力を発揮していることが分かる。特にOCクロックは、リファレンス比でMax FPS/Average FPSともに16%前後とかなりの大差をつけている点は好印象。Min FPSの底上げにも貢献しており、プレイ中の重いシーンでこそ頼りになってくれそうだ。