エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.361
2014.09.28 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは実際のゲームプレイ時のパフォーマンスをチェック。先頭は定番の重量級FPSタイトルから、「バトルフィールド4」をプレイ。「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでの平均フレームレート「Fraps」を使い計測。解像度は1,920×1,080ドットのフルHD、描画設定は“最高”を選択している。
バトルフィールド4 |
どのクロックでもAverage FPSで快適さの指標となる60FPSを軽々と上回ってくるなど、バトルフィールド4のプレイに不満は一切なし。一方でクロックごとの挙動に目を移すと、リファレンス比で出荷時クロックは7%前後、OCクロックで14%前後と、安定してスコア差が開いている。特にOCクロックはMin FPSですら60FPS近くを叩き出すなど、頭ひとつ抜けだしている印象だ。
続いてのゲームタイトルは、DirectX 11対応のオープンワールドゲーム「Watch Dogs」をチョイス。パトカーとのカーチェイス部分を約3分間プレイし、その際のフレームレートを「Fraps」を使用して計測した。なお、グラフィックス設定は“最大”にセットしている。
Watch Dogs |
目立って大きな差がついているワケではないものの、クロックが上昇するごとに安定してFPSが向上しているのが見て取れる。OCクロックとリファレンス程度に動作クロックが開くと、ほとんどのシーンで10%前後という無視できない違いが出てくるようだ。ちなみにすべてのクロック時でMin FPSが40FPSを上回っており、最新世代の重量級タイトルでも文句なしのパフォーマンスが発揮できている。
ベンチマークテストの最後は、オンライン系の大作タイトルより「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の公式ベンチマークを実行する。品質設定のプリセットは“最高品質”、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
オーバースペックの故か、低解像度時には出荷時・OCクロックともにリファレンス比4~6%とおとなしいスコアアップに。ところがフルHD解像度では状況が一変し、出荷時クロックで19%、OCクロックに至っては58%と圧倒的なスコア差をつけた。いずれも“非常に快適”と快適動作に疑いはないものの、グラフィックスカードの伸びしろがモノを言う高負荷時にこそ、オーバークロックによる“味付け”が生きてくることが分かる。