エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.365
2014.10.20 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて、テッセレーションを駆使した3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」のスコアをチェック。プリセットはDirectX 9ベースの“Basic”とより高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”を選択した。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic”(fps) | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme”(fps) |
「3D Mark」に比べるとスコアのブレが大きいベンチマークだが、Average FPSは、プリセットに関係なく「リファレンス相当」より約5%スコアが向上。Min FPSの底上げ効果も高く、急激な負荷上昇時でもより粘れるようになるのは、ハイエンドゲーマーには嬉しいところ。またライトなチューニングながら、「OC」によるパフォーマンス向上も確実にあり、もうひと伸び欲しい場合には有効な手段になりそうだ。
ここからは、実際のゲームプレイ時のパフォーマンスを想定したベンチマークにて、計測を進めていく。まずはじめは、DirectX 11対応のオープンワールドゲーム「Watch Dogs」をチョイス。解像度は1,920×1,080ドット、グラフィックス設定は“最大”にセットし、パトカーとのカーチェイス部分を約180秒間プレイ、その際のフレームレートを「Fraps」を使い取得している。
Watch Dogs(fps) |
Min/Max FPSは、いずれのクロックでも大きな違いはなく誤差の範囲。ただしAverage FPSは「リファレンス相当」から約3%向上し、実際のゲームでもオーバークロックモデルを選択するメリットはありそうだ。またすべてのクロックでMin FPSが30FPSを下回ることはなく、シングルプレイであれば、最高画質でもストレスなくゲームを楽しむことができる点は評価できるポイントだ。