エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.367
2014.10.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
さて、ここからはいよいよ実際に動作させてのパフォーマンスチェックに移っていこう。ちなみにMSI「GAMING Series」のグラフィックスカードは、独自ユーティリティ「Gaming APP」による簡易チューニングに対応している。もちろんこの「GTX 980 GAMING 4G」も例外ではなく、ブーストクロック最大1,317MHzで動作する「OC Mode」、1,291MHz動作の「Gaming Mode」、そしてリファレンス相当となる1,216MHz動作の「Silent Mode」と、3パターンのモードをワンクリックで切り替え可能。最新版では最上位クロックの「OC Mode」でもシステムを再起動する必要はなく、シームレスにパフォーマンスアップが可能だ。果たしてどの程度の伸びしろが期待できるのか、リファレンス相当のクロックを軸にそれぞれの挙動をベンチマークテストでチェックしてみよう。
ワンタッチでお手軽OCが体験できるチューニングユーティリティ「Gaming APP」。ワンタッチでクロック切り替えできるほか、強制冷却や画面効果の変更にも対応していたりと、最新版はかなり多機能になっている | |
それぞれの動作クロックを「GPU-Z」でチェックする。最大クロックの「OC Mode」では、公称を上回って1,329MHzで動作していた | |
こちらは中堅の設定「Gaming Mode」。自動OC機能「GPU Boost」が働き、上記同様にクロックは1,309MHzまで上昇している | |
あくまで参考程度ながら、リファレンスに最も近い「Silent Mode」のクロックは、やや公称から高めの1,239MHz。なお、アイドル時は全モード共通で大幅にクロックを落とした省電力動作になっている |