2スロットだが長さのある「WINDFORCE 600W」

スペック紹介でもあるとおり、「GV-N980G1 GAMING-4GD」は、GeForce GTX 980カードのなかでもかなり長さのある製品だ。これは、「WINDFORCE 600W」の搭載する3連ファンが長さを必要とすることに加え、バックプレートによる長さの延長もあるためだ。大型のバックプレートは、放熱を助ける役割も担っているが、一方で、ややケースを選ぶところはあるので注意しよう。この点は、高い冷却性能とのトレードオフと言ったところだろう。

「WINDFORCE」（ここでは3連ファンのWINDFORCE 3X）は、初代「WINDFORCE」（いくつかリビジョンがある）、「WINDFORCE 450W」と進化を重ねてきた。簡単な見分け方としては、クーラーカバーのデザインがある。初代が樹脂カバー製で、「WINDFORCE 450W」ではこれが金属カバー製に改められており、「WINDFORCE 600W」では金属カバーで「WINDFORCE」ロゴの位置が表面から上面へと位置を変えている。

3連ファンという特徴は、従来の「WINDFORCE 450W」搭載モデルを踏襲しているが、いくつかデザインにも変更があり、内部には新たな技術が盛り込まれている
「GV-N980G1 GAMING-4GD」は放熱用の大型バックプレートも装備
カード長は312mmとかなり長め。基板より長いクーラー、そしてそれよりも長いバックプレートを採用している
厚みは2スロットに収まっており、マルチGPUの際、4スロットに2枚搭載できる。なお、通電時は上部の「WINDFORCE」ロゴが発光する
高熱源となる部分はバックプレートのなかでも切り抜かれており、熱を逃がす構造。バックプレート後部には「G1 GAMING」のロゴを設けている