エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.372
2014.11.17 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
LEPAが今年9月に発売した、80PLUS PLATINUM認証取得の1050W電源「P1050-MA」。“Designed by ENERMAX”を謳う、ENERMAXとのコラボシリーズだ |
さて、今回取り上げる容量1050Wの「P1050-MA」は、LEPAがハイエンド向けにラインナップする「MaxPlatinum」シリーズの電源ユニットだ。80PLUS PLATINUM認証を取得した高効率モデルで、トピックとなるのは“Designed by ENERMAX”というキーワード。老舗の電源ユニットブランドであるENERMAXが基本設計を担当し、LEPAが製造を行ったコラボレーションモデルなのだ。デジタル制御回路や日本製の105℃コンデンサなど、搭載コンポーネントもすべてENERMAXと同等のカスタマー仕様。ENERMAXのファンも多い日本では、製品のクオリティもイメージしやすいだろう。
「P1050-MA」の製品パッケージ。落ち着いたデザインに飾られた80PLUS PLATINUM認証のロゴマーク。ただしENERMAXとのコラボを思わせる記載はなく、一見しただけでは気が付かないかもしれない |
なお、ケーブルタイプはイマドキ電源の標準になりつつあるセミモジュラータイプ。主要ケーブル以外を着脱式としたほか、着脱側は取り回し容易なフラットケーブルを採用し、ケース内のエアフローも阻害しない。また、冷却機構には大口径135mmボールベアリングファンを搭載。サーマルスピードコントロール機能により、冷却性と静音性を両立させている。
+12Vは電力供給の安定性を重視し、4系統を採用。PCI-Express 6+2pinも8系統を備えるため、ネイティブで4-Way SLI/CrossFireXを構築可能だ。MTBF(平均故障間隔)は100,000時間以上を誇り、メーカー保証も5年間の長期保証が提供される。