エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.372
2014.11.17 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
さて、「P1050-MA」の観察はこれまでにして、ここからは実際にシステムに組み込んでの実動テストへ移っていこう。各種ベンチマークにて高負荷環境を再現し、その挙動や安定性をチェックする。なお、使用したテスト環境については、以下を参照していただきたい。
まず最初に実行するのは、ストレステストの大定番「OCCT 4.4.1」の「PowerSupplyTest」だ。CPUとGPUの両方に強力な負荷をかけることで、システムフルロード時の挙動を確認してみよう。
OCCT 4.4.1 PowerSupplyTestによる各電圧の変化 | |
OCCT 4.4.1 PowerSupplyTestによる各電圧の最大/最小/平均値 |
総じてグラフの波形はフラットなものの、+5Vと+3が時折り降下している点がやや気になるところ。ただし最大値と平均値の差がわずかであることから、電圧が落ちるのはほんの一瞬であることが窺える。また、+12V系統は最大/最小値の差も0.94Vに収まり、波形はフラットそのもの。すべての電圧において平均値が定格以上を示しており、フルロード環境での安定性は十分だろう。