エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.376
2014.12.03 更新
文:フリーライター・石川ひさよし
PLEXTOR「PX-G512M6e」 実勢価格53,000円前後(2014年11月末現在) 製品情報(PLEXTOR)(株式会社リンクスインターナショナル) |
M.2インターフェイスは、Intel 9シリーズチップセットからサポートが開始され、今ではIntel X99、Z97、H97チップセットを搭載するマザーボードなどで採用が進んでいる。そのM.2インターフェイスに早くから対応したSSDが、PLEXTOR「M6e M.2」シリーズだ。
そもそもM.2インターフェイスとは、SATA3.0とPCI-Express双方に対応。今回検証する「M6e M.2」は、より転送速度が速いPCI-Express2.0(x2)接続をサポートする。ちなみにハイエンドマザーボードの一部にはPCI-Express3.0(x4)接続をサポートしたモデルも存在するが、メインストリーム向けマザーボードではPCI-Express2.0(x2)接続がスタンダード。このスタンダードに準拠した製品が「M6e M.2」というわけだ。
容量ラインナップは、128GB、256GB、512GBの3モデル。パフォーマンス面では、シーケンシャルリードは3モデルとも770MB/secで同じだが、シーケンシャルライトに関しては容量が多いほど高速となり、128GBモデルでは335MB/sec、256GBモデルでは580MB/sec、512GBモデルでは625MB/secとなる。シーケンシャルリードで見れば、同社のSSDのなかで最も速いことは当然、シーケンシャルライトにおいても、例えば128GBの容量帯でも「M6 PRO」の330MB/secを5MB/secほど上回り、そして256GBモデルでSATA3.0の帯域に迫り、さらには512GBモデルはSATA3.0の限界を超える転送速度だ。
キャッシュメモリ(DDR3)は128GBモデルが256MB、256GBモデルが512MB、そして512GBモデルが1GBとなっている。128GBモデルや256GBモデルに関しては他の「M6」シリーズと同容量だが、512GBモデルに関しては「M6 PRO」や「M6S」が768MBなので、それより多い計算だ。このように128GBモデルから512GBモデルまで、現行のPLEXTOR製SSDとしては容量帯別にそれぞれトップクラスの仕様であると言える。
「CrystalDisk Info 6.2.1」から見た「PX-G512M6e」の結果 |