簡易OCから徹底チューンまで対応のオーバークロックユーティリティ「EasyTune」

恐らくマザーボードのユーティリティと聞いて一番に思い浮かべるのが、オーバークロック用のツールだろう。GIGABYTEも従来から「EasyTune 6」などの関連ツールに力を入れてきたが、「APP Center」ではその最新版である「EasyTune」が搭載されている。
　ワンクリックで動作クロックをカスタムできる「Smart Quick Boost」といった初心者向け機能のほか、UEFI画面とほとんど遜色ない詳細な設定項目をもつ「Advanced CPU OC」など、エンスー向けの機能も抜かりなし。何かしらのパフォーマンスアップにチャレンジしたい場合は、真っ先にこのユーティリティをインストールしておこう。

ワンクリックでCPUクロックをカスタマイズできる、初心者向けの簡易OC機能「Smart Quick Boost」。OCに対応したK型番のCPUを使用した場合、「省電力」から「エクストリーム」に至るすべての設定が有効になる
CPUのベースクロックや周波数、電圧、内蔵グラフィックスの周波数まで、UEFI並みのカスタマイズをWindows上から設定できる「Advanced CPU OC」。設定したプロファイルはxmlファイルに書き出し、他のユーザーや別PCと共有することもできる
XMPプロファイルを使ってメモリクロックを設定できる「Advanced DDR OC」も備える
「3D Power」では、PWMのフェーズ数、電圧、周波数などの電源周りの設定を詰めることが可能だ
	「EasyTune」を起動すると、後述するモニタリングツールの簡易版が同時に立ち上がる
簡易OC「Smart Quick Boost」で「Auto Tuning」を選択した場合、再起動すると自動でOCと負荷テストが実行される。ユーザーが設定しなくとも、システム側で最適なカスタムレベルを判断してくれるというワケだ
	Intel Core i7-4770K （3.5GHz/TB時3.9GHz）を使用したシステムでは、「Auto Tuning」の結果は28.57％の性能向上となる4.5GHz。簡易OC「エクストリーム」プリセットと同じクロックが限界という判断だ