エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.389
2015.01.16 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕 / 池西 樹(テストセッション)
ここからは「AquaChanger 240」の冷却機器としてのポテンシャルを、負荷テストにより明らかにしていこう。CPUにはDevil’s Canyonの上位モデルIntel Core i7-4790Kを用意、定格運用に加え、プリセットを使い4.60GHzにオーバークロックした状態でも計測を行っている。なお使用機材については以下の表を参照のこと。
冷却ファンの回転数はアイドル時約600rpm、フル動作では約2,400rpmまで上昇する | |
定格運用時の「CPU-Z 1.71.1」の結果。コア電圧は最高でも1.092Vで頭打ちとなる | 4.60GHz時の「CPU-Z 1.71.1」の結果。高負荷時のコア電圧は定格から+0.199Vの1.291Vまで上昇した |
まずはCPUの温度と消費電力の違いから確認していこう。アイドル時は起動直後10分間の最低値、高負荷時は「OCCT 4.4.1」実行時の最高値を「HWMonitor」の「Package」にて取得している。
CPU温度/室内温度17.4℃ | |
消費電力 |
アイドル時は省電力機構が働き、定格、4.60GHzともほぼ同等まで消費電力が低下するため、コア温度もほぼ横並び。また高負荷時は、定格で最高63℃、消費電力が約80W増加する4.60GHz時でも最高86℃までしか上がらず、冷却性能には全く不安はない。ちなみに4.60GHz時の最高温度は、アイドル時から高負荷時に切り替わる際の一瞬の数値。以後は冷却ファンの回転数が上昇し、概ね70℃後半で推移していたことを付け加えておく。