エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.393
2015.02.03 更新
文:GDM編集部 絵踏 一/Tawashi
ここからは評価機を実際に動作させ、各種ベンチマークテストによりパフォーマンスや冷却能力等を検証していく。なお、本稿の冒頭でも触れたとおり、評価機は標準構成をベースにグラフィックスカードをGeForce GTX 970から、GeForce GTX 980にアップグレードされている。
まずは、定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」を使い、Core i7-5820Kの実力を確認しておこう。
CINEBENCH R15(cb) |
結果を見ると、6コア12スレッドCPU Core i7-5820Kの性能がしっかりと表れた。シングルコアの数値は128、マルチコアの数値は1,014を記録し、Hyper-Threadingによる12スレッドの効果も確認できた。「G-Master Hydro-X99 II」では標準搭載のCPUだが、PCゲーム用はもちろん様々なシーンにおいても十分なパフォーマンスを発揮してくるだろう。
次に定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」による計測を実施する。「G-Master Hydro-X99 II」の評価機が搭載するグラフィックスカードはGeForce GTX 980だけに、好スコアが期待できる。プリセット設定は、DirectX 11対応の「Fire Strike」と、より負荷の高い「Fire Strike:Extreme」の2つを選択し測定を行った。
Fire Strike | |
Fire Strike:Extreme |
総合スコア「3DMark」とグラフィックス性能が問われる「Graphics」ともに10,000オーバーを記録するなど、ハイエンドモデルらしい好スコアを記録。CPUの処理能力が問われる「Physics」は10,000オーバーを記録し、ここでも前述の「CINEBENCH R15」の結果同様、CPUパワーが素直に証明された結果となった。
また高負荷の「Fire Strike:Extreme」においても、「3DMark」と「Graphics」は5,000台をキープ。どちらの環境でも、ハイエンドグラフィックスカードならではの好スコアだ。