エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.393
2015.02.03 更新
文:GDM編集部 絵踏 一/Tawashi
もうひとつ、ハードウェアテッセレーションを駆使した重量級の3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使って結果を確認していこう。プリセット設定は、DirectX 9のAPIを使う「Basic」と、DirectX 11のAPIを使う「Extreme」の2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic”(fps) | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme”(fps) |
DirectX 9ベースの「Basic」では、Average FPSが“119.5FPS”、MaxFPSでは“273.9FPS”を記録するなど、期待通りの結果。一方DirectX 11ベースの「Extreme」でも、Average FPSが“133.1FPS”、MaxFPSでも“259.5FPS”を記録した。ゲーム向けとして搭載するグラフィックスカードとしては、まさに申し分のないモデルと断言できる。
ここからは、実際のゲームプレイを想定したベンチマークを使い、検証を進めて行こう。まずは、DirectX 11対応のオープンワールドゲーム「Watch Dogs」から。解像度は1,920×1,080ドット、グラフィックス設定は“最大”にセット。パトカーとのカーチェイスシーンを約3分間プレイし、フレームレートを「Fraps」にて計測している。
Watch Dogs(fps) |
ハイエンドグラフィックスが必要とされるDirectX 11対応のタイトルながら、MaxFPSは87fps、Average FPSでは70に迫るスコアをたたき出している。GeForce GTX 980の威力をまざまざと見せつけた結果で、最新のタイトルでも最高クラスの快適なゲームライフを送れるはずだ。
もうひとつ、DirectX 11対応タイトルより「ロストプラネット2ベンチマーク」を選択。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかる設定で計測を行った。なお解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンで計測している。
ロストプラネット2ベンチマーク |
FPSゲームの中でもかつては重量級と言われた「ロストプラネット2」だが、結果は予想通りのハイスコア。1,280×1,080ドットの最高画質では約220fpsをマーク。また、1,920×1,080ドットでも150fpsを越えている。
ゲーム系ベンチマークの最後は、2015年もまだまだ大人気のオンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」2期目タイトル“新生エオルゼア”から。テストでは解像度に1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択。あらかじめハイスコアを記録する事が予想できたため、品質設定のプリセットは“最高品質”のみで計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
1,280×720ドットの環境では21,000オーバー。また、より高解像度の1,920×1,080ドットでも、15,000台をマークするなど、ファイナルファンタジーユーザーにとっては実に羨ましい環境といえる。何も悩むことなく、最高品質の環境で安定したプレイが可能だ。