エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.394
2015.02.07 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次に「CrystalDiskMark 3.0.3b」を使い、圧縮率の違いによるランダムアクセスへの影響を確認しておこう。データサイズは1000MBに固定、データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」「All 0xFF (1Fill)」の3種類を選択し、計測を行っている。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
【All 0xFF (1Fill)】 |
「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」で確認済みのシーケンシャルはもちろん、512K、4K、4K QD32ランダムアクセスにも違いはなく、「M6e Black Edition」シリーズには圧縮率の影響はないことがわかる。よって、以後のベンチマークテストは、テストデータ「デフォルト(ランダム)」のみに絞って行うことにした。
引き続き「CrystalDiskMark 3.0.3b」を使い、シーケンシャルとランダムのパフォーマンスを確認していくことにしよう。
【50MB】 | 【100MB】 |
【500MB】 | 【1000MB】 |
【2000MB】 | 【4000MB】 |
4Kランダムアクセススコアの最大値(IOPS) | |
4K QD32ランダムアクセススコアの最大値(IOPS) |
シーケンシャルアクセスは、読込最高769MB/sec、書込最高583MB/secで、いずれもほぼ公称値通り。特にシーケンシャル読込はSATA3.0(6Gbps)SSDの限界値をはるかに上回り、画像や動画ファイルのようなサイズの大きいファイルを扱う際には、性能の違いが生きてくるだろう。
またランダムアクセスを確認すると、4Kの最高値は読込40MB/sec、書込114MB/sec、4K QD32の最高値は読込410MB/sec、書込382MB/sec。IOPSに換算すると読込約100,200 IOPS、書込約93,400 IOPSで、こちらもコンシューマ向けSSDでは最高峰の性能を発揮している。