エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.401
2015.03.20 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
GIGABYTE「GB-BXi7-5500」 実勢売価75,000円前後 製品情報(日本ギガバイト株式会社) |
GIGABYTE「GB-BXi7-5500」が新たに搭載するのは、“Broadwell-U”の開発コードネームで知られていた14nmプロセスのモバイル向けCPUだ。“Broadwell-Y”こと「Core M」シリーズに続くBroadwell世代の第2弾プロセッサで、ノートPCやディスプレイ一体型のオールインワンPCなどをサポートする、メインストリーム向けモデルに位置付けられている。
Broadwellでは、プロセスルールがHaswell世代の22nmから14nmに縮小。Core i7-5600UとCore i7-4600Uとの比較では、22%アップの3Dグラフィックス性能を筆頭に、あらゆる面でアップグレードされている |
構成トランジスタ数は13億個でダイサイズは82平方ミリであり、22nmプロセスのHaswell世代からトランジスタ数は35%増加しつつ、ダイサイズは37%縮小された。また、グラフィックス機能の最適化により3Dグラフィックス性能が22%向上した点は大きなトピック。さらに動画ファイルの変換処理は50%、オフィスアプリ処理も4%以上し、14nmプロセス採用により省電力性能も改善している。Broadwell世代のCore i7を搭載する「GB-BXi7-5500」もまた、旧世代からの大きなパフォーマンスアップが期待できそうだ。
さて、ここからはいよいよ本題。今回の主役である、新型「BRIX」の最上位モデル「GB-BXi7-5500」の性能を軽くおさらいしておこう。
CPUはTDP15W版「Broadwell-U」の上位モデルCore i7-5500U(2コア/4スレッド/2.4GHz/TB時3.0GHz/TDP15W)で、グラフィックスはIntel HD Graphics 5500を内蔵する。
デバイスマネージャを参照。CPUは2コア/4スレッドのCore i7-5500U、グラフィックスはIntel HD Graphics 5500を搭載している |
メモリスロットは、最大1,866MHz動作(OC)をサポートするDDR3L SO-DIMM×2(最大16GB/1.35V)を装備。ストレージは従来通りmSATA×1を備えている。拡張スロットのM.2 2230(PCI-Express)にはWiFi+Bluetooth拡張カードが装着され、ネットワークはIEEE802.11ac対応の無線LANとBluetooth 4.0をサポート。ディスプレイ出力はHDMI×1、miniDisplayPort×1の2系統を搭載し、標準でデュアルディスプレイ出力に対応している。
なお、最上位モデルの本製品のみ、トップにNFCリーダーを搭載するのが特長。対応アプリを組み合わせることで、安全で手軽なログインやオンライン決済などが可能になる。
「GIGABYTE BRIX」へのロゴが変更されたパッケージ。背面にはストレージやメモリなどの要追加パーツの解説のほか、VESAマウントの対応がアピールされている | |
付属品としてFSP製のACアダプタのほか、75×75/100×100mm対応のVESAブラケットが同梱されている |