エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.406
2015.04.06 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ここからは画像を中心に「Z97I GAMING ACK」の詳細をCPUソケット周辺から確認していこう。前モデルで採用されていたヒートパイプを用いた冷却機構からレイアウトを刷新。長時間のゲームプレイに伴うCPUの発熱やファンの騒音問題を解決するため、大型CPUクーラーはもちろん、水冷ユニットの装着が想定されたデザインへと改良された。
前モデル「Z97I GAMING AC」から一新されたソケット周りのデザイン。ヒートパイプによる冷却機構がなくなった代わりに、大型CPUクーラーや簡易水冷キットの装着が容易なデザインへと生まれ変わった |
電源周りは、Mini-ITXモデルながら6フェーズ電源を搭載。高効率・低発熱のタンタルコンデンサ「Hi-C CAP」や長寿命な「Dark CAP」、高効率かつ大出力なチョークコイル「Super Ferrite Choke(SFC)」といった「ミリタリークラス4」のMIL規格に準拠した高耐久コンポーネントも従来通り実装されている。
電源回路は6フェーズを搭載。大出力のチョークコイル「SFC」を実装する | |
ソケット寄りに背の低いタンタルコンデンサ「Hi-C CAP」を採用 | 最高260℃という過酷な環境に耐える、高耐久・長寿命な固体コンデンサ「Dark CAP」 |
その名の通り“ドラゴンの爪”がモチーフの「ドラゴンクロー・ヒートシンク」。長さは80mmで、ヒートパイプが削除された代わりに大型化。電源周りの冷却向上に一役買っている |
CPUのオーバークロックもサポートするIntel Z97 Express |
拡張スロットの近くに配置されたチップセットは、Intel 9シリーズのIntel Z97 Express。「GAMING Series」のエンブレムがデザインされた小型ヒートシンクを搭載し、チップセットの熱を効率よく冷却する。
「GAMING Series」のエンブレムがデザインされた小型ヒートシンク。サイズは実測値で30×35mmだった |
メモリスロットは、デュアルチャネル対応のDDR3×2本で、最大16GBまで増設可能。また動作クロックは、最高3,300MHzまでサポートされ、オーバークロックメモリへの対応も万全だ。
最大で8GB×2の16GBが実装可能。なお、グラフィックスカード側は干渉を避けるため、ラッチフリー仕様となっている |