エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.410
2015.04.23 更新
文:GDM編集部 池西 樹
最後に「ATTO Disk Benchmark 2.47」を使い、シーケンシャルアクセスの最高性能を確認しておこう。
ATTO Disk BenchMark 2.47 |
読込は最高554MB/sec、書込は最高527MB/secで、いずれもコントローラの公称値を上回る会心のスコア。グラフの形状も階段上に綺麗に上昇しており、これまでのテストと同様データ転送が安定していることがわかる。
今回は国内メーカー、シグリードの新型SATA3.0(6Gbps)コントローラ「SL2007」にスポットをあて検証を進めてきた。開発中サンプルを使ったややイレギュラーなテストながら、多くのベンチマークでハイエンドモデルに匹敵するパフォーマンスを発揮。さらに一部のテストでは公称値をも上回るスコアを叩きだすなど、そのポテンシャルはかなり高い。
パソコンショップアークでは、3月に引き続き、ゴールデンウィーク中にサンプル展示を実施予定 |
またすべてのベンチマークで転送が安定しているのも大きなポイント。テスト中におかしな挙動を示すこともなく、既存コントローラと十分に戦える完成度の高い製品に仕上げられていた。ちなみに担当者によれば「年内には採用SSDが発売される可能性が高い」とのこと。メーカーや採用NANDフラッシュなど、詳細については明かしてくれなかったが、今からその登場に期待したい。なお今回検証したサンプルは、ゴールデンウィーク期間中にパソコンショップアークにて実機の展示が行われる予定。気になるユーザーはぜひ足を運んでみるといいだろう。