サイコム「G-Master Vengeance X99-Mini」 基本構成売価税込270,730円 製品情報（株式会社サイコム）

MicroATXサイズにウルトラハイエンド構成を詰め込んだ、小型版の「Vengeance」

今回取り上げるサイコム発のBTOマシンは、CORSAIR本社の正式認証を受けた「G-Master Vengeance」シリーズの最新モデルだ。今年2月にIntel X99 Expressチップセットをベースとする最新構成にリニューアル、CORSAIR製キューブ型PCケース「Carbide Air」を採用する2製品が発売されている。
　その中でも「G-Master Vengeance X99-Mini」は、前モデルとは異なりケースに「Carbide Air 240」をチョイスしたMicroATXモデル。2層構造の「デュアルチャンバ設計」を活かした冷却性能、拡張性はそのままに、ATXモデルから大幅なサイズダウンを実現した。

それでいて、基本構成はATXモデルにいささかも見劣りしない。CPUにはエンスージアスト向け“Haswell-E”を搭載するほか、グラフィックスカードにはNVIDIA GeForce GTX 980が標準構成で組み込まれる。まさしくCORSAIR公認要件として挙げられている、“BUILT FOR PERFORMANCE”を地で行く構成だ。
　また、その他パーツもCORSAIRが誇るハイパフォーマンスモデルをそれぞれピックアップ。CPUクーラーにTDP 130Wをサポートする240mmラジエター採用のオールインワン水冷「Hydro Series H100i」を搭載するほか、メモリにはDDR4 2,133MHz動作のクアッドチャンネルキット「CMK16GX4M4A2133C13」（16GB/4GB×4）を実装。電源ユニットには、セミファンレス動作に対応する80PLUS GOLD認証モデル「RM650」を標準装備する。

なお、今回編集部に届けられた評価機のスペックは以下の通り。標準構成からCPUがCore i7-5930Kに変更されているほか、システムドライブとしてSanDisk製SSD「SDSSDHII-240G-J25C」を追加。BTO方式のカスタマイズとしては、いかにもユーザーがオーダーしそうな“実戦仕様”にまとめられている。

編集部に届いた評価機のスペックをデバイスマネージャーで確認。CPUがCore i7-5930Kに変更されているほか、SanDisk製SSD「SDSSDHII-240G-J25C」（240GB）が追加実装されていた