「GA-990FXA-UD5 R5」の実動チェック開始

ここからは「GA-990FXA-UD5 R5」を使い、実際にPCを組み立ててそのポテンシャルをチェックしていくことにしよう。検証用のCPUにはVisheraコアのハイエンドモデルAMD FX-8350を用意し、セッション後半ではオーバークロックにも挑戦している。なお詳細なテスト環境については、以下の表を参照していただきたい。

Visheraコアを採用するFX-8350。コンシューマ向けながら8コアを搭載し、動作クロックは最大4.20GHz（TC時）

「GA-990FXA-UD5 R5」の「UEFI DualBIOS」をチェック

「GA-990FXA-UD5 R5」の制御プログラムは、GIGABYTEおなじみの「UEFI DualBIOS」を搭載。3D表示の簡易設定機能「3D BIOS」には非対応ながら、マウス操作も可能な軽快なUIを採用し、操作感は良好だ。さらにハイエンドらしく、チューニング項目も豊富に用意され、堅牢な電源回路と合わせて、かなりアグレッシブなオーバークロックを楽しむことができる。なお各項目は、バージョンアップによって変更される可能性がある点には留意してほしい。

「UEFI DualBIOS」起動時に表示される「M.I.T」タブには、オーバークロック向けの項目がまとめられている

「M.I.T. Current Status」画面では、CPUやメモリクロックの設定をまとめてチェックできる

ベースクロックやCPU倍率などを設定できる「Advanced Frequency Settings」画面。BCLKは200～500MHz、CPU倍率は4.00～39.50倍まで選択可能

メモリ倍率やレイテンシなどを設定できる「Advanced Memory Settings」画面

各種電圧設定がまとめられた「Advanced Voltage Settings」画面。電圧の指定は定格から差分を設定するオフセット仕様

「PC Health Status」画面には簡易ファンコントロール機能も実装される

「System Information」タブでは、マザーボード情報の確認や言語設定を行うことができる

起動ドライブやロゴ表示、OSタイプなど起動関連の設定がまとめられた「BIOS Features」タブ

オンボードデバイスの有効/無効などが設定できる「Peripherals」タブ

「Power Management」タブではその名の通り、電源関係の設定を行うことができる

「Save & Exit」タブでは、「UEFI DualBIOS」のプロファイルの保存/読込が可能。お気に入りのチューニングが完成した場合には必ず保存しておこう