エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.414
2015.05.15 更新
文:GDM編集部 池西 樹
XMPプロファイルをサポートする「GA-990FXA-UD5 R5」では、Intel向けのオーバークロックメモリを用意すれば、難しい設定を行うことなく高クロック動作を実現することができる。そこで今回は手持ちのCORSAIR「CMZ8GX3M2A1866C9」(1,866MHz)と「CMY8GX3M2A2400C11R」(2,400MHz)を使い、その挙動をチェックしてみることにした。
Intel XMP対応メモリなら、「UEFI DualBIOS」からプロファイルを選択するだけで、最適な設定を行うことができる | |
「CMZ8GX3M2A1866C9」搭載時の「CPU-Z 1.72.0」の結果 | 「CMY8GX3M2A2400C11R」搭載時の「CPU-Z 1.72.0」の結果 |
「CMZ8GX3M2A1866C9」を搭載した場合には、プロファイル通り9.33倍(1,866MHz)で問題なく動作した。一方「CMY8GX3M2A2400C11R」では、「UEFI DualBIOS」の最高値である10.66倍(2,132MHz)で頭打ち。これ以上の高クロック動作を行うには、手動によるBCLKのチューニングが必要になるため、あまり手間を掛けずに利用したいなら、2,132MHz駆動までのメモリを選択するといいだろう。
XMP動作を確認したところで、続いてオーバークロックメモリの効果を「Sandra 2015:メモリ帯域/メモリレイテンシ」にてチェックしておこう。
Sandra 2015:メモリ帯域(GB/秒) | |
Sandra 2015:メモリレイテンシ(ns) |
メモリ帯域は、定格動作となる1,333MHzから1,866MHzで約22%、2,132MHzで約31%と大幅に向上。レイテンシも1,866MHzで約14%、2,132MHzでは約20%削減され、その効果はかなり大きいことがわかる。以前に比べてオーバークロックメモリの価格もこなれてきていることから、パフォーマンスを重視するならぜひ導入を検討したい。