エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.418
2015.06.18 更新
文:GDM編集部 池西 樹
Broadwell-Kを使う準備が整ったところで、まずは定番のCGレンダリングソフト「CINEBEHCN R15」を使い、CPUコアの性能を確認していこう。テストはシングルコアとマルチコアの2種類を選択。またクロックあたりの性能を確認するため、Core i7-5775CとCore i7-4790Kのコアクロックを3.30GHzに固定した状態でも計測を行っている。
CINEBENCH R15(cb):定格 | |
CINEBENCH R15(cb):3.30GHz固定 |
定格では動作クロックが大幅に高いCore i7-4790Kが、シングルコアで約14%、マルチコアでも約13%上回るスコアを計測。純粋にCPUパワーが欲しい場合にはCore i7-4790Kに分があることがわかる。一方、動作クロックを3.30GHzに固定した状態では、いずれもCore i7-5775Cが約5%上回り、クロックあたりの処理効率は若干だが向上しているようだ。
続いて定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」を使い、期待のグラフィックス性能を確認していこう。なおテストには「Fire Strike」と「Sky Diver」の2種類を選択している。
3DMark:Fire Strike |
GPUコアへの負荷が大きい「Fire Strike」では、Graphics score、総合スコアともCore i7-4770Kの約2倍を計測し、CPU性能のデメリットを全く感じさせない素晴らしいスコア。2倍以上のグラフィックスコア(EU数)を備える、Iris Pro Graphics 6200を内蔵した効果がハッキリと表れている。
3DMark:Sky Diver |
続いて「Sky Diver」のスコアを確認すると、GPUコアへの負荷が低下するためかGraphics scoreで約85%、総合スコアでは約77%とやや伸び率が低下。とは言えCore i7-4790Kからは大きくスコアを伸ばしており、Broadwell-Kのグラフィックス性能はかなり優秀だ。