エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.426
2015.07.18 更新
文:GDM編集部 池西 樹
暖められた冷却液を冷やすラジエターは、240mmの大型タイプ。フィン形状は標準的な「ルーバーフィン」で、冷却ファンは片面に120mm×2基、両面実装なら計4基(付属するのは2基)まで増設できる。なお公称ラジエターサイズは、W119×D274×H27mmとされている。
高冷却モデルでは一般的な240mmラジエターを採用。近頃ではMini-ITXのコンパクトケースでも対応モデルがリリースされるなど、以前に比べればだいぶ扱いやすくなっている | |
周辺コンポーネントの干渉を抑えるため、ラジエター厚は27mmのスリムタイプ | フィン形状は標準的な「ルーバーフィン」。非常に繊細な作りのため、取り扱いには注意したい |
ラジエターと水冷ヘッドをつなぐチューブは、折り曲げ時でも流量の低下が小さく、冷却液の蒸散が少ない、FEP(フッ素樹脂)のフレキシブルタイプ。チューブの長さは実測約360mm、直径は約14mmで、継ぎ手部分は熱収縮チューブによりシッカリと固定されていた。
ラジエターと水冷ポンプをつなぐチューブはFEP製。採用例が増えているゴムやPVCチューブに比べると、取り回しにやや難があるものの、折り曲げ時でも安定した流量を提供できるという |
「Nepton 240M」に付属する冷却ファンは、120mm口径25mm厚のPWMモデル「Silencio FP 120」。ベアリングにはIPX6X相当の防塵性能と、オイル循環機能を備えた「Loop Dynamic Bearing」が採用され、16万時間という高い耐久性と最大ノイズ27dBAという優れた静音性を実現した。
インペラ数5枚の「Silencio FP 120」。主なスペックは回転数が800~2,400rpm±10%(PWM)、騒音値6.5~27dBA、風量は16.5~76CFM±10%で、静圧は0.48~4.8mmH2O |