ATX/MicroATXサイズに収められたスタンダードボディ

パフォーマンスが重視されるハイエンドと異なり、アッパーミドル以下のモデルでは、“扱いやすさ”や“組み込みやすさ”も重要なファクターとなる。その点「NITRO R9 380 4G GDDR5」のカード長は約240mmしかなく、標準的なATX/MicroATXマザーボードなら基板からはみ出すことなく実装可能。さらに厚さも2スロットに収められており、標準的なタワー型ケースであればほぼ問題なく搭載できる。またVGAクーラーの表面はプラスチック製カバーで覆われており、組み立て時にヒートシンクやヒートパイプに触れることがないのもポイント。汚れによる腐食や、アルミニウムフィンの曲がりを防ぎ、長期間安定した冷却性能が期待できる。

カード長は公称237.5mm。VGAクーラーも基板から大きくはみ出すことはなく、ケースを選ばず使用できる
ヒートシンクはプラスチック製カバーでガードされており、直接触れることなく組み立てることができる
サイドショットで厚みを確認。2スロットのブラケットを超える部分はなく、MicroATXマザーボードでも2-Way構成が可能だ
基板裏面を確認。メモリやICチップなど主要コンポーネントは一切実装されていなかった
補助電源コネクタは6pin×2。ラッチは基板外側にあるため、着脱は簡単に行うことができる	「NITRO R9 380 4G GDDR5」では、基板上のスイッチで「グラフィックスBIOS」と「UEFI BIOS」の動作モード切り替えが可能
出力インターフェイスはDualLink DVI-I×1、DualLink DVI-D×1、HDMI1.4a×1、DisplayPort1.2×1の4系統