エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.432
2015.08.14 更新
文:GDM編集部 池西 樹
まずは、定番3Dベンチマークソフト「3DMark」のスコアから確認していこう。プリセットには、アッパーミドルGPUということを考慮して「Fire Strike」とより負荷の高い「Fire Strike“Extreme”」を選択して計測を行っている。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” |
GPU、メモリともリファレンス想定とのクロック差が小さいこともあり、その効果は約1%とごくわずか。オーバークロックに対する過度の期待は禁物だ。とは言え、Mini-ITXサイズでリファレンスと同等以上の性能を発揮している点は大きく評価できる。
続いて、テッセレーションを駆使した3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」のスコアをチェックしていこう。プリセットはDirectX 9ベースの“Basic”とより高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”を選択し、計測している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic”(fps) | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme”(fps) |
計測ごとのブレが大きい“Min FPS”と“Max FPS”では一部逆転しているスコアがあるものの、いずれも誤差の範囲。また“Average FPS”では、「リファレンス想定」に対して優位なスコアを計測しており、その差はわずかながら一定の効果はあるようだ。