エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.435
2015.08.26 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
「FAN COMPATIBILITY」(マニュアル抜粋) |
次にエアフローレイアウト(冷却機構)をチェックしよう。まずフロントパネルに注目すると、大きくスペースを占めるメッシュ仕様の通気口が目を引く。この内部には、標準で140mmまたは120mm口径ファン2基まで搭載が可能。さらに5.25インチオープンベイのユニットを取り外せば、もう1基120mm口径ファンが増設できる。PCケース内部にクリーンな外気を取り込む重要な搭載スペースだけに、ハードウェア構成に合った冷却ファンをチョイスしよう。
フロントパネルを外すと、シャーシ側に冷却ファン搭載スペースが姿を現す。内部方向に段差が設けられており、25mm厚の冷却ファンがフロント側から搭載する事ができる | |
120/140mm口径ファンが2基増設できるフロントパネル部。最上部に固定されている5.25インチオープンベイユニットを外せば、もう1基120mm口径ファンがマウントできる |
トップ面ほぼすべては、冷却ファンの増設スペースとして割り当てられている。オプション扱いながら、120mmまたは140mm口径ファンが2基。5.25インチオープンベイユニットを取り外せば、さらに120mm口径ファンが1基搭載可能。最大3基の冷却ファンで、PCパーツから発生した熱を大量に排出する事ができる。
フロントパネル部同様、120/140mm口径ファン2基、または120mm口径ファン3基が増設可能。冷却ファンの搭載は、まず5本のネジで固定されたブラケットを取り出し、これに直接ネジ留め。ブラケットを元の位置に戻すという手順。トップパネルを開く必要は無い |
リア部に標準搭載される140mm口径ファンは、単体でも入手可能なPhanteksの「PH-F140SP」だ。スペックは回転数1,200rpm±250rpm、騒音値19dBA、風量82.1CFM、静圧1.33mmH2Oとされる。なお、この搭載スペースには120mm口径ファン用のネジ穴も用意され、オールインワン水冷ユニットのラジエターが固定できるようになっている。
標準装備の140mm口径ファンはカタログモデルの「PH-F140SP」。ホワイトインペラの9枚羽仕様で、PCケース内部の排熱処理をまかなう |
電源ユニットは、本体下部に装着されたカバー内部にマウントする、ボトムレイアウトを採用。メーカー公称値で奥行き318mmまでの電源ユニットが搭載できるとされており、市場に出回るほぼすべてのモデルがチョイスできる。なお固定方法はPCケース背面でのネジ留め式で、右サイドパネル側からインストールする。
電源ユニットは本体下部一面を覆うカバーの中に固定。ちなみに電源ユニット本体を支えるボトム面四隅には、円形のゴムクッションが装着されていた | |
電源ユニットに搭載される冷却ファン用の吸気口には、防塵フィルタが装着済み |