エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.441
2015.09.18 更新
文:GDM編集部 池西 樹
【Benchmark Read】 | |
【Benchmark Write】 | |
【FileBenchmark】 | |
【Random Access Read】 | |
【Random Access Write】 |
Benchmarkスコアは、Read/Writeとも「PlexTurbo」の効果はほとんどなし。またそれ以外のテストでは、File BenchmarkのTransfer speedでは主にReadが、Random AccessではWriteのみパフォーマンスが向上するなど、得手不得手がはっきりと別れる結果となった。
ATTO Disk Benchmark 3.05 |
転送サイズ2MBまでは順調にスコアが向上し、こちらも読込・書込とも最高10GB/secを超える転送速度を実現。それ以降はややパフォーマンスが低下するものの、7,000MB/sec以上はキープしており、「PlexTurbo」の効果が大きいベンチマークと言えるだろう。
今回は、HDDの代替としての役割を担うべく登場したコスト重視モデルPLEXTOR「M6V」シリーズの検証を進めてきた。Silicon Motionコントローラ「SM2246EN」の特性もあり、シーケンシャル書込こそやや低調ながら、それ以外はいずれもハイエンドモデルに匹敵する良好なパフォーマンスを発揮。さらにPLEXTORブランドの最大のウリでもある安定した転送は本モデルでも健在で、検証前に筆者が抱いていた印象はいい意味で裏切られる形となった。
性能もさることながら、すべてのベンチマークで安定した転送を実現した「M6V」シリーズ。シーケンシャル書込の性能も「PlexTurbo」を使えばほぼ完全にフォローできる |
また独自キャッシュ技術「PlexTurbo」に対応したのも大きなポイント。ソフトウェア処理のため、得手不得手はあるものの、以前に比べればチューニングも進み、適合する処理における効果はまさに圧倒的。デスクトップPCでの利用はもちろんのこと、RAID環境が構築できない(あるいは難しい)ノートPCでは、SSD単体性能を超えるほぼ唯一の方法になるだろう。