エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.442
2015.09.30 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いてオーバークロックによる消費電力への影響について確認しておこう。計測にあたっては「CINEBENCH R15」実行時における最も高い数値を高負荷時、起動直後10分間放置した際の最低値をアイドル時に設定している。
消費電力(W) |
今回のプリセットでは、動作クロック、電圧とも同等レベルまで引き下げられるため、アイドル時は変化なし。高負荷時でも30W弱しか消費電力は増加しておらず、電源ユニットへの影響は軽微。CPUクーラーの冷却性能にだけ注意しておけば、無理なくオーバークロックできるだろう。
派手な装備を身に纏うゲーミングマザーボードに比べると、全体的にやや影の薄い印象のメインストリームモデル。しかし今回検証した「GA-Z170X-UD5」に限っては、このイメージを改めなければならない。IntelのデュアルギガビットLANや高音質オーディオ回路、3-Wayのマルチグラフィックス対応など充実したゲーマー向け機能に加え、新設計のヒートシンクやLEDライティングなど、デザイン面でもハイエンドゲーミングモデルに決して見劣りしない。
充実した機能を備える「GA-Z170X-UD5」。Skylake対応マザーボードのチョイスに迷ったらコレを選択すれば間違いなし |
もちろん従来通り「Ultra Durable」に準拠した高品質設計は踏襲。さらに11フェーズにおよぶ電源回路や、最新ストレージインターフェイスへの対応、豊富なオーバークロック機能など、上位モデルに求められるものは、ほぼすべて網羅したスキのない仕上がり。豊富なラインナップが揃うSkylake対応マザーボードの選択に迷ったなら、あらゆる用途に柔軟に対応できる「GA-Z170X-UD5」がオススメ。必ずや価格以上の満足度が得られるはずだ。