エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.444
2015.10.06 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
まず先頭は、3Dベンチマークテストの大定番「3DMark」による計測からスタートしよう。「GTX 980Ti LIGHTNING」はウルトラハイエンドに位置するGPUであることから、上位プリセットの「Fire Strike」とより高負荷な「Fire Strike“Extreme”」、さらに4kゲーミングシーンを想定した最上級の「Fire Strike“Ultra”」を選択してテストを行った。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” | |
Fire Strike“Ultra” |
さすがにリファレンス比で400MHz以上クロックの高い“OCバージョン”では、大きなスコア差がついた。総合スコアでも15%以上、Graphics Scoreでは30%程度差が開くこともあり、オーバークロックの絶大な効果が見て取れる。また、出荷時クロックでもリファレンス比で15%前後のスコア差がついていることから、すでに購入した時点でかなりのパフォーマンスの違いを感じることができるだろう。
続いては、同じく3Dベンチマークテストの「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使用した計測を行う。テスト設定は、プリセットからDirectX 9ベースの“Basic”と、より高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
「3DMark」ほど劇的な差は付いていないものの、“OCバージョン”はリファレンス比で最大20%程度のパフォーマンス差をつけるなど、有望な結果に。特に快適さに直接影響するであろう、Average FPSにおいてスコア向上が大きく、さらにより高負荷な環境での差が大きい。重い設定や大画面でプレイする場合など、負荷の高い状況では動作クロックの高さが物を言いそうだ。