エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.445
2015.10.08 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
拡張スロットは、2-Way SLI/3-Way CrossFireXのマルチGPUを構築できるPCI-Express3.0(x16)×3のほか、PCI-Express3.0(x1)×3、PCI×1を備える。ここでの注目は、何といっても頼もしい“装甲”仕様のPCI-Express3.0(x16)スロット「MSI Steel Armor」だ。重量級グラフィックスの組み込みを見据えた機構で、金属補強とハンダ接点増強によりスロット強度は一般モデルの約4倍。高性能なグラフィックスカードはヘビー級なクーラーを搭載することが多いが、スロット破断の不安なく組み込めるというワケだ。
PCIe3.0(x16)とPCIe3.0(x1)を3基ずつ、PCIスロットも1基備える。マルチGPUが構築できるのはもちろん、旧来のPCIカードも共存可能だ | |
グラフィックスカードの搭載が想定される、2基のPCIe3.0(x16)スロットは、「MSI Steel Armor」を装備。スロット強度が大幅に向上し、重量級グラフィックスも不安なく搭載できる |
ゲーミングモデルといえば高音質オーディオをオンボードするのが定番。「Z170A GAMING PRO」もまた、Realtek ALC1150ベースの「Audio Boost 3」を標準装備する。これは上位モデルと同等の装備で、EMIシールドやデジアナ分離基板、デュアルOPA1652ヘッドホンアンプ、日本ケミコン製音響コンデンサなど、いずれも高品質な専用コンポーネントで構成。ディスクリートのオーディオカードに匹敵する、低ノイズかつ迫力のサウンドがあらかじめ実装されている。
オーディオ回路は上位モデルと同等。EMIシールドや日本製音響コンデンサを採用した「Audio Boost 3」が搭載されている。音響効果が重要な要素となるゲーミングマシンにとって、極めて重要な機能だ | |
基板レベルでオーディオ回路を分離する専用設計。オーディオチップにもEMIシールドを標準装備し、ノイズの混入を高レベルで防いでいる |