エルミタ的「編集部で使ってみた」
2015.11.03 更新
文:GDM編集部 池西 樹
【50MiB】M.2スロット | 【50MiB】変換ボード |
【1GiB】M.2スロット | 【1GiB】変換ボード |
【8GiB】M.2スロット | 【8GiB】変換ボード |
【32GiB】M.2スロット | 【32GiB】変換ボード |
変換ボードを使用した場合でもスコアに変化はなく、「SM951-NVMe」のパフォーマンスを最大限に発揮できることが確認できた。グラフィックスカードを使用する場合にはPCI-Express3.0のレーン数が問題になるものの、旧PCで高速なストレージ環境を構築したい場合には、「SM951-NVMe」と変換ボードの組み合わせは理想的なチョイスとなるだろう。
これまで2,000MB/secを超える高速ストレージ環境の構築には、ハイエンドRAIDカードと複数台のSSDによるRAIDや、基板上に複数コントローラを搭載するPCI-Express SSDを使用する必要があった。これはらいずれも非常に高価である上に、設置スペースや消費電力、発熱などの問題もあり、ライトユーザーが手軽に手を出せる代物ではなかった。
一方、今回検証した「SM951-NVMe」シリーズは、わずかW22×L80mmのコンパクトサイズ。価格は128GBモデルなら16,000円前後、256GBモデルでも25,000円前後と手頃なことから、導入のハードルは極めて低い。
ライトユーザーからエンスージアストまで、万人にオススメできる超高速SSD「SM951-NVMe」シリーズ |
「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」や「HD Tune Pro 5.60」の一部テストでは正常に計測できないなど、ややこなれていない面はあるものの、コンシューマ向けでは間違いなく現行最高峰のパフォーマンスといえる。SamsungからはM.2 SSDの本命と言われる「SSD 950 PRO」シリーズの足音も聞こえているが、公称スペックを見る限りパフォーマンスに大きな違いはなし。であれば、迷うことなく「SM951-NVMe」シリーズを導入し、一足先に快適なストレージ環境を構築してみて欲しい。