「RVX01」外観スタイル全方位チェック

期待高まる新型PCケース「RVX01」、その概要を掴んだところで、編集部に届けられた評価サンプルを箱から取り出し、外観スタイルから検証を開始しよう。今回用意したのは右サイドパネルにアクリルウインドウを備えた「SST-RVX01BR-W」だ。マザーボードを90°回転レイアウトで搭載するだけあって、内部アクセスは右側面から行う。つまりドレスアップしたPCケース内部を常に眺めるためには、左側を壁面にして設置する事になる。購入を検討しているならば、設置場所を改める必要があるかもしれない。

総重量が公表されていないが、スチールとプラスチックで構成されている「RVX01」は見た目の印象とは違い、比較的軽量なミドルタワーPCケースだ

独創的な「RAVEN」流デザインのフロントパネル

歴代「RAVEN」シリーズを継承、進化したフロントフェイスデザイン。プラスチック素材ならではの自在な成形により、中央縦のラインを中心に膨らみを持たせた、ボリューム感のあるスタイルが特徴的だ。さらにスケルトン仕様の「Vの字」からは、POWER LEDの光が漏れる仕掛けを用意。中央上部には「RAVEN」のロゴがあしらわれている。

プラスチック製フロントパネル。「RAVEN」シリーズのそれと分かる、特徴的なデザインが新型「RVX01」にも継承された
シャーシには左右3本（計6本）のピンにより固定。フロントパネル下部を握って引き剥がす手順。なおフロントパネルにはケーブル類が接続されていないため、着脱の妨げになる事がない

フロントTOPアクセスポート

アクセスポート類は床置きユースにとって使い勝手がいい、フロントトップ部に装備されている。中央部右にヘッドホン、左にマイクの各端子、その両端にはUSB3.0ポートを1つずつ。さらに右端にはResetスイッチ、左端にはPowerスイッチがそれぞれレイアウトされている。

フロントトップのアクセスポート類は”必要最低限”ながら、一般的な使い方であれば十分事足りるだろう

レッドカラーのメッシュがひときわ目立つトップパネル

特徴的なフロントパネルのデザインを引き継いだ格好のトップパネル。フロントからリアにかけて、ほぼ全面にわたり通気口（メッシュ）が設けられ、マザーボード90°回転レイアウト仕様の「RAVEN」に共通する「煙突構造」により、高い通気性が確保されている。

トップカバーはプラスチック製。上昇する熱を効率良く排出させるための通気口が大きく割合を占めている。カバーは背面にある左右2本のハンドスクリューで固定され、簡単に着脱が可能
トップカバー内側から1枚のメッシュ板がセットされている。カラーは「RVX01」には象徴的なレッドに塗装
マザーボード90°回転レイアウトにより、一般的なPCケースでいう”背面部分”がトップカバー内部に隠されている