エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.458
2015.12.04 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
「Core 500」の概要を理解した後は、評価サンプルを箱から取り出し、外観スタイルから細かくチェックを開始しよう。特徴が出しにくいCube型Mini-ITXだが、そこはデザインに定評だけあって、全体的に落ち着いた印象。好みの分かれるフロント下部のロゴも決してうるさく感じる事はなく、フロント両側面の角をカットするなど、アクセントの付け方はいかにもFractal Designらしい。
まるで同社兄貴分のミドルタワーPCケースをカットしたかのような外観スタイル。それだけFractal Desitnの製品にはデザインに一貫性があるということ |
PCケースの顔となる、フロントパネルデザイン。大小問わず、Fractal DesignのPCケースに共通する、無駄な装飾を嫌うフラットデザインが踏襲されている。表面はヘアライン調のマットブラック仕上げで、指紋が付着しにくい。また両サイドは斜めに角度がつけられ、そこにはメッシュパネルを装着。内部から確認すると、防塵フィルタが装備されており、吸気口の防塵対策も万全だ。
フロントアクセスポートおよびスイッチ類は、フロントトップ中央部にレイアウトされている。左からPowerスイッチ、Resetスイッチ、ヘッドホン×1、マイク×1、USB3.0×2で、必要最低限の装備。Cube型のコンパクトPCケースは、机上に設置する事が多い。よってポート類は前面に飛び出すと邪魔になるため、コネクタが上方向になるレイアウトは都合が良い。使い勝手も考慮されたポジションというワケだ。
Cube型では平均的な装備のフロントアクセスポート。床設置の多いミドルタワーPCケースと違い、バックパネルI/Oポートのアクセスも容易だけに、不便を感じる事はないだろう |