「コの字」一体型トップパネル＆サイドパネル

多くのCube型PCケースで採用されている、「コの字」一体型のトップ＆サイドパネル。「Core 500」は3面に通気口を設け、狭い筐体内部の熱ごもり対策が施されている。
　通気口のサイズはそれぞれ実測でトップ部は幅約135mm×奥行き約270mm。左サイドは高さ約95mm×奥行き約270mm。右サイドは高さ約65×奥行き約120mm。うちトップと左サイドにはマグネット固定式の防塵フィルタが装着されている。

「コの字」一体型外装パネルは、背面上部2箇所、両側面各1箇所をハンドスクリューで固定。後方へスライドさせれば取り外す事ができる
グラフィックスカードに面する左サイドは通気口を広く確保。右サイドは電源ユニットの背面になるため、排気スペースとして重要な役割を果たす
トップ部および左サイドには、マグネット固定の防塵フィルタを装備。通常は内部固定になるため、メンテナンスには「コの字」一体型パネルを取り外す必要がある

リアパネルを観察

次にリアパネルをチェックしよう。最も目立つのは背面半分以上の面積を専有する、標準搭載の140mm口径ファンの存在。内部の熱を排出する重要な役割を担っている。その下にはマザーボードのバックパネルI/Oの開口部。右側縦列には拡張スロット、左側下には電源ケーブルのソケット（電源インレット）が備わる。

このレイアウトから、マザーボードは底面にベタ置きで設置される事が分かる

通気口と防塵フィルタを備えたボトム面

ボトム面には通気口と着脱式の防塵フィルタが装備されている。ここは電源ユニットの搭載エリアで、設置面との隙間から外気を吸い出す仕組み。さらに四隅のインシュレーターは設置面がゴム製で、滑り止めと駆動振動を軽減させる効果が期待できる。サイズは実測で高さ約10mm、直径約25mmで、シャーシ底面にネジ固定されている。

フロント寄りには電源ユニットマウント設置面に合わせ、通気口と着脱式防塵フィルタを装備。インシュレーターの高さは約10mmで、設置面との間に設けられた隙間から吸気を行う