エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.459
2015.12.07 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ベンチマークテストの最後は、実際のゲームプレイを想定して「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」のベンチマークテストを実施。APIは“DirectX 11”、品質設定を“最高品質”、解像度は1,920×1,080ドットに設定して計測を行った。
「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」による各電圧の変化 | |
「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」による各電圧の最大/最小/平均値 | |
「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」実行時の消費電力推移 |
こちらも100Wから220Wまで大きく消費電力が変動するテストだが、各出力グラフはほぼフラットで、定格電圧を割ることなく動作する。「RM1000x」なら、長時間高負荷が続くエンコード処理から、急激に負荷が変動するゲームプレイまで、あらゆる用途で安定した出力が期待できる。ちなみに今回のテストでは一切コイル鳴きも見られず、電源ユニットは完全無音動作していたことを付け加えておく。
今回はCORSAIRブランドの新80PLUS GOLD認証電源「RMx」シリーズにスポットをあて検証を進めてきた。日本製105℃コンデンサや独自基板設計もあり、テストに関係なく安定した出力をみせる点は、これまでも良質の電源ユニットを多数送り出してきた同社らしい完成度の高い仕上がり。容量ラインナップも豊富で、7年間の長期保証も提供されることから、万人に安心してオススメできる。
変換効率を考慮し、一般的にはピーク時の約2倍が目安とされる電源ユニット。しかし「RMx」シリーズなら余裕を持った製品をチョイスし、ファンレス駆動にするのもアリだ |
また低負荷時にはファンの回転が停止する「Zero RPM Technology」を生かしたファンレス電源としての運用もアリ。今回テストした「RM1000x」であれば、400Wまでは対応するため、シングルグラフィックス環境ならハイエンドクラスでも十分ファンレス駆動が可能。さらに想定外に温度が上がってしまうような場合でも、冷却ファンを搭載する「RMx」シリーズなら、過温による破損の不安がないのも大きなメリット。年末・年始の連休に合わせPCの新規組み立てや再構築を考えているなら、ぜひ検討に加えてほしい一品だ。