分離回路と音響用コンデンサを採用する高音質オーディオ回路

オンボードサウンドにこだわるGIGABYTEらしく、オーディオ回路には、メイン基板からのノイズ混入を防ぐため、LEDラインで分離した独立回路を採用。さらにコーデックには7.1ch HDオーディオに対応するRealtek「ALC892」を、コンデンサには音響専用の高音質コンデンサを搭載する。

LEDラインで分離されたオーディオ回路。発光ギミックは「Ambient LED」でON/OFFが可能
オーディオコーデックRealtek「ALC892」	日本ケミコンの音響用コンデンサを採用

オンボードグラフィックスでトリプルディスプレイに対応

バックパネルインターフェイスは、USB3.0×4、USB2.0×2、PS/2×1、オーディオ端子×6、Intel製ギガビットLANを装備。ディスプレイ出力はDVI-D×1、HDMI×1、D-Sub×1の3系統で、オンボードグラフィックスによる4Kの高解像度出力や、トリプルディスプレイをサポートする。

USB3.1に非対応なのは少々残念だが、それ以外は必要な物をすべて網羅。特に3画面のディスプレイ出力は、オンボードグラフィックスによる運用を検討している人には嬉しい仕様と言える
	ギガビットLANコントローラはIntel「I219V」

搭載パーツ＆チップ群を総ざらい

画像セッションの締めくくりは、基板上に実装されたパーツやICチップ、コネクタなどをまとめてチェックしておこう。

I/OコントローラITE「IT8628E」	2本のPCIスロットを提供するブリッジチップASMedia「ASM1083」
HDMI-DVIレベルシフターNXP「PTN3360DBS」	「DualBIOS（UEFI）」に対応するため、メインとバックアップの2種類のBIOS ROMを実装
基板上のコンデンサは音響向けを除きすべて「固体コンデンサ」を採用する