エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.463
2015.12.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
CPU、メモリにならぶSkylake世代のメリットとなるPCI-Express3.0(x4)接続のM.2スロット。特にRAIDの構築が難しいコンパクトPCを構築する際には大きな武器となるだろう |
Skylake世代では、チップセットのPCI-Expressレーンが3.0にアップデートされ、多くのモデルに帯域幅32GbpsのM.2スロットが搭載されている。「GA-Z170M-D3H」も例外ではなく、PCI-Express3.0対応SSDを使えば、SATA3.0(6Gbps)やSAS 12Gbpsを遥かに超える高速なストレージ環境を構築することができる。
そこで今回はNVMe対応のM.2 SSD、Samsung「SM951-NVMe」の256GBモデル「MZVPV256HDGL-00000」を使い、簡単にパフォーマンスをチェックしておこう。なおベンチマークソフトは「CrystalDiskMark 5.1.0」と「ATTO Disk Benchmark 3.05」を使い、前者ではキュー数とスレッド数を最大にした状態でもベンチマークを実行している。
Windows 10なら、OS標準ドライバでNVMe SSDを動作させることができる | |
「CrystalDiskMark 5.1.0」(キュー32 / スレッド1) | 「CrystalDiskMark 5.1.0」(キュー512 / スレッド64) |
「ATTO Disk Benchmark 3.05」 |
「CrystalDiskMark 5.1.0」ベンチマークのスコアを確認するとシーケンシャル読込は最高2,300MB/sec、書込1,200MB/secを超え、いずれもほぼ公称値通りのパフォーマンスを発揮。ランダムアクセスはQ32T1では700MB/sec弱(約170,000 IOPS)とやや伸び悩むものの、Q512T64では約1,250MB/sec(306,000 IOPS)と順当なスコア。「ATTO Disk Benchmark 3.05」でも読込2,226MB/sec、書込1,320MB/secをマークしており、ストレージ性能にこだわるならNVMe対応M.2 SSDはぜひ導入したいアイテムだ。