「黒鼓」外観スタイルチェック

ここからは借り受けた評価サンプルを箱から取り出し、「黒鼓」の外装スタイルから検証を開始しよう。直径206mmの円柱形ボディは実に個性的で、ケーブル類が一切接続されていない状態なら、おおよそPCケースとは思えない。

コンパクトな円柱形ながら、存在感は抜群。PCケースの売り文句に「リビングにもマッチする」という表現がよく使われるが、「黒鼓」はまさにそれが当てはまる

真上から眺める「黒鼓」

背の低い「黒鼓」を真上から観察してみると、いわゆる「真円」である事がわかる。中央にはメッシュ状の通気口が設けられ、その外周にはスイッチ類も確認できる。

角も丸くカットされたトップ面。ボディ同色のブラックで、主な素材はプラスチックのようだ

トップ面に集約されたスイッチ類

中央にあるメッシュ状の通気口、その外周に装備されているのは、スイッチボタンだ。一番大きな円形のボタンはPowerスイッチ、その左隣にある小さな円形ボタンはResetスイッチ。さらに左隣には「+」「-」等と印が付けられたスライドスイッチも用意されている。
　ちなみに「黒鼓」には外部インターフェイスの類いが一切ない。ミニPCでは省略されるケースは珍しくないが、外部機器の接続はマザーボードのバックパネルI/Oに全てを任せる事になるため、少々物足りなさを感じるかもしれない。

トップ面に用意されたPowerスイッチおよびResetスイッチ。右側にはHDDアクセスLEDも埋め込まれている。なおスライドスイッチについては後ほど解説しよう
	「黒鼓」側インターフェイスに接続するケーブルは、Powerスイッチ、Resetスイッチ、HDD LEDの3本のみ。つまりアクセスポート類が搭載されていない事を意味し、実にあっさりしている