エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.465
2015.12.26 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
豊富なストレージインターフェイスには、最大の特長でもあるPCI-Express3.0(x4)接続のUltra M.2(32Gbps)を3スロット装備。またSATA Express(10Gbps)を3スロット実装する他、SATAポートはチップセット標準のSATA3.0(6Gbps)を6つ、ASMedia「ASM1061」によるSATA3.0(6Gbps)を4つ搭載する。ちなみにUltra M.2やチップセット標準のSATA3.0(6Gbps)は、IRST(Intel Rapid Storage Technology)によるRAID構築にも対応。RAIDボリュームからのOSブートもサポートされる。
オーディオ回路には、ASRockの新世代マザーボードで新たに設計されたRealtekのオーディオコーデック「ALC1150」とTexas Instruments製オペアンプ「NE5532」×2で構成された「Purity Sound 3」を搭載。入力信号の低ノイズ化や日本製の音響コンデンサも採用されている。なお、Texas Instruments製オペアンプ「NE5532」は1基がヘッドホン(フロント出力)用で、最大600Ωのヘッドホンをサポート。スピーカーによる8chシステムもヘッドホンも高音質で楽しめるようになっている訳だ。
I/O部と一体型の防磁シールドで守られているオーディオ回路の「Purity Sound 3」 | |
SN比115dBのRealtek「ALC1150」オーディオコーデックを採用 | |
Texas Instruments製オペアンプ「NE5532」を2基搭載。1基はヘッドホンを接続するフロント出力用 | オーディオ向けコンデンサも搭載される |
インターフェイス部とオーディオ回路を覆う防磁シールドの「I/O Armor」 |
バックパネルインターフェイスも充実。ASMedia「ASM1142」によるUSB3.1Type-AとType-Cに加えて、USB3.0×4、USB2.0×2を装備。USB2.0ポートは1基が、マウスのポーリングレートを125~1,000Hzに調整できる「Fatal1tyマウスポート」になっている。そのほか信頼性と安定性に定評のあるIntelチップのギガビットLAN×2、PS/2コネクタ×1を備える。ディスプレイ出力は、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1の3系統で、CPU内蔵GPUによる3画面や4K / 60p出力をサポートしている。
合計8基のUSBポートやPS2ポート、2基のギガビットLANなど、充実のインターフェイスを装備 | |
USB3.1は、使い勝手のいいType-AとType-Cの両方を備える | バックパネル部とオーディオ回路をガードする防磁シールド「I/O Armor」 |