エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.467
2016.01.07 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
ここからは「Radeon R7 360E」のパフォーマンスをチェックしよう。テスト環境にはIntel Core i7-4790KとIntel Z97 Expressチップセット構成のLGA1150プラットフォームを採用。また比較対象として、価格帯が近く補助電源が不要なNVIDIA「GeForce GTX 750 Ti」搭載グラフィックスカードを用意した。
なお、Radeon R7 360と同等の1,050MHzとされる公称コアクロックだが、テスト時のコアクロックをチェックしたところ最大値は990.9MHz。さらにGPUクロックはテスト時に乱高下しており、同じベンチマーク実行時でも、最大クロックが異なるシーンがしばしば確認できた。このGPUクロックの変動が、実際のゲーミング環境でどの程度影響があるのかについては、検証テストから明らかにしていこう。
「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」実行時の「GPU-Z 0.8.6」の結果。最大値は公称を下回る990.09MHzで実行中は大きく変動している | |
GeForce GTX 750 Tiの結果と比較すると非常に変動が大きいことがわかる | |
アイドル時は省電力機能により、GPUコアクロックは300MHz、メモリクロックは150MHzに低下 |
パフォーマンスを司るシェーダプロセッサ数などのGPUスペックはGeForce GTX 750 Tiを上回っている |