Fractal Design「Node 202」外観スタイルチェック

ここからは「Node 202」の評価サンプルを箱から取り出し、外観スタイルからチェックを開始しよう。なおこのモデルは縦置き・横置きいずれにも対応し、設置場所や好みによって選択ができる。本稿では表記上の誤解を招く事を避けるため、「横置き」を前提に検証を進めていく。

“スカンジナビアデザイン”を継承したフロントパネルデザイン

スリム型Mini-ITX対応モデル「Node 202」は、Fractal DesignのPCケースに共通する、シンプルでモダンなスカンジナビアデザイン・コンセプトを継承。余計な装飾を避け、角を丸くする事で機械特有の冷たさを打ち消した、柔らかな印象が特徴的だ。
　至ってシンプルなフロントパネルは、右側にFractal Designのアイデンティティを象徴するロゴをさりげなく装飾。オープンベイは装備せず、左下部にアクセスポートとPowerスイッチが”控え目に”あるのみだ。

日本国内市場でも支持者が多いFractal Design。無駄なものを一切排除したフロントフェイスは、シンプルである事が最大の主張。独特の世界観が存在する

フロントアクセスポートとPowerスイッチ

フロントパネル左下には、Powerスイッチおよびアクセスポートがレイアウトされている。左から順にマイク×1、ヘッドホン×1、USB3.0×2、そして右端にある菱形のPowerスイッチには白色LEDが内蔵されている。

アクセントに一部を光沢仕上げとした、フロントパネル左下部。ここにはマイク、ヘッドホン、USB3.0のアクセスポートと、Powerスイッチが装備されている

通気口が設けられたトップパネル

これといって装飾は施されていないフラットデザインのトップパネル。四方の角は丸くカットされており、右側背面寄りには通気口が設けられている。

	ブラックに塗装されたスチール製のトップパネル。CPUソケット周辺に位置する部分には通気口を設け、エアフローが確保できるようになっている