エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.473
2016.02.04 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ASRock「E3V5 WS」 実勢売価税込20,000円前後(2016年1月現在) 製品情報(ASRock / マスタードシード株式会社) |
Intelがエントリーワークステーション・サーバー向けに提供しているXeon E3-1200シリーズ。Sandy Bridgeアーキテクチャの初代モデルがLGA1155だったのを皮切りに、歴代でメインストリーム向けプラットフォームを採用しているのはご存知の通り。コンシューマ向けのチップセットが流用できることから、時期によっては品薄な上位Coreプロセッサの代用品としても使用されてきた。しかし、Skylake世代のXeon E3-1200 v5シリーズでは、Intel 100シリーズでのサポートが打ち切られ、動作するのは専用チップIntel C230シリーズのみに制限されている。
昨年11月に発売が開始されたXeon E3-1200 v5シリーズ。当時は対応マザーボードが販売されておらず購入しても使用することができなかった |
Intel C230シリーズのラインナップは、Intel Z170チップに相当する上位モデルIntel C236と、Intel B150チップに相当する下位モデルIntel C232の2種。いずれもプラットフォームはLGA1151で、Skylake世代のCore / Pentium / Celeronシリーズにも対応。またメモリは一般的なDDR4 UDIMMに加え、DDR4 ECC UDIMMをサポートしており、高解像度レンダリングや大規模演算処理を行う場合には大きな武器となるだろう。
Xeon E3-1200 v5シリーズのシステム基本構成図。Intel C236とIntel C232は、PCI-Express3.0のレーン構成やSATA3.0(6Gbps) / USB3.0など拡張性に若干違いがある |