エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.478
2016.03.09 更新
文:GDM編集部 池西 樹
Intel Core i7-6700KとGeForce GTX 970をSLI構成にしたハイエンドシステムを用意。高負荷環境での安定性をチェックする |
画像によるチェックが終わったところで、ここからはENERMAX「ERX650AWT」でシステムを組み込み、実動チェックを開始しよう。CPUにLGA1151プラットフォーム最上位のCore i7-6700Kを、グラフィックスカードにはGeForce GTX 970を搭載するGIGABYTE「GV-N970G1 GAMING-4GD」を2枚用意し、SLI構成にした状態で検証を行った。定格出力650Wの電源ユニットにはかなり負荷の高い環境だが、どのような挙動をみせるのか楽しみだ。なお詳細なテスト機材構成については、以下の表を参照いただきたい。
まずは定番のストレステスト「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」の検証から進めていくことにしよう。このテストでは、CPUとGPUの両方に最高レベルの負荷をかけることができるため、システムフルロード時の挙動を確認することができる。
「OCCT 4.4.1:CPU」による各電圧の変化 | |
「OCCT 4.4.1:CPU」による各電圧の最大/最小/平均値 | |
「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」実行時の消費電力推移 |
定格出力の約9割にあたる約580Wまで消費電力が上昇する過酷なテストだが、+12Vの平均値は12.051V、最小値でも12.001Vで、+12Vの定格出力12.000V以上をキープする良好な結果。+5Vや+3.3V出力についても定格出力を割り込むことは一度もなく、かなりハイエンドな構成でも安定動作が期待できる。