エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.478
2016.03.09 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による検証を進めていこう。計測は、すべての項目にチェックをいれ、システムに最大負荷がかかる環境で実行している。
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の変化 | |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の最大/最小/平均値 | |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」実行時の消費電力推移 |
「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」に比べると負荷が小さく、消費電力は最大約425W、平均400W前後で推移。これに伴い+12V出力は平均値12.066V、最小値12.024Vへとさらに変動幅が縮小している。またグラフもテスト実行中ほとんどブレがなく、高負荷が長時間続く処理でも動作にまったく不安はない。
続いて3D描画中の負荷環境を再現するため「3DMark:Fire Strike Ultra」実行中の挙動を確認していくことにしよう。なおテストはLoopモードで実行し、約30分間連続動作させている。
「3DMark:Fire Strike」による各電圧の変化 | |
「3DMark:Fire Strike」による各電圧の最大/最小/平均値 | |
「3DMark:Fire Strike」実行時の消費電力推移 |
高負荷状態が続くこれまでのベンチマークとは異なり、100W~500Wまで大きく消費電力が変動しているが、+12V出力は平均値12.031V、最小値12.001Vで、これまでのテストとほぼ同じ。出力グラフの変動幅も小さく、急激に負荷が変化する場合でも出力に影響は見られない。さらに経験上、「コイル鳴き」が発生する頻度が高くなるテストだけに音にも注意を払っていたが、高周波ノイズが発生することはなかった。