エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.479
2016.03.10 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次にランダムアクセスへの圧縮率の影響を中心に、「CrystalDiskMark 5.0.2」の結果を確認していこう。データサイズは1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」を選択して、計測を行っている。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」でチェックしたシーケンシャルアクセスはもちろん、ランダムアクセスにも大きな変動は見られず、先代モデル同様「Trion 150」シリーズも圧縮率の影響のないSSDということが確認できた。よって、以後のベンチマークは、テストデータを「デフォルト(ランダム)」に絞って実行していくことにした。
続いて「CrystalDiskMark 5.0.2」を使い、データサイズのパフォーマンスへの影響を確認していこう。データサイズは50MiB~32GiBまで、用意されている9つすべてのプリセットで測定を行っている。
【50MiB】 | 【100MiB】 |
【500MiB】 | 【1GiB】 |
【2GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 | |
4K ランダムアクセススコアの最大値(IOPS) | |
4K QD32ランダムアクセススコアの最大値(IOPS) |
シーケンシャルアクセスは読込最高522MB/sec、書込最高501MB/sec、Q32T1では読込最高565MB/sec、書込最高538MB/secを計測し、いずれも公称値を上回る素晴らしいスコア。データサイズによるブレも小さく、連続したデータに対しては安定かつ高速な転送が期待できる。
またランダムアクセスに目を向けると、最高値は4Kが読込31MB/sec、書込128MB/sec、4K QD32は読込374MB/sec、書込366MB/sec。IOPSに換算すると4K QD32はそれぞれ約91,400 IOPSと約89,400 IOPSで、こちらも公称値を上回るスコア。ただし書込については8GiB以降は約43,000 IOPS前後で推移し、ほぼ公称通りのパフォーマンスへと落ち着く。