エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.03.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次に、Skylakeプラットフォーム最大の魅力でもある、DDR4メモリの効果をチェックしていこう。Celeron G3900Tでは、メモリクロックがこれまでのDDR3-1333MHzからDDR4-2133MHzへと大幅に向上しているが、実際のベンチマークテストではどのような影響が出るのだろうか。
Sandra 2016:メモリ帯域(GB/秒) | |
Sandra 2016:メモリレイテンシ(ns) |
メモリ帯域は15.52GB/secから22.49GB/secへと約45%向上し、メモリへ頻繁にアクセスするマルチスレッド処理では大いに力を発揮してくれることだろう。さらにレイテンシも約15%削減されており、ローエンドCPUでもDDR4メモリの効果は非常に大きいことがわかる。
ここからは内蔵GPUの性能を3Dベンチマークを使いチェックしていこう。まずは3Dベンチマークテストの大定番「3DMark」による計測から。なおプリセットはオンボードグラフィックということを考慮して「Sky Diver」を選択している。
3DMark:Sky Diver |
EU数やメモリ帯域の拡張により、GPUクロックはCeleron G1820Tの方が100MHz高いにも関わらず、Graphics scoreは約30%スコアが向上。総合結果やCombined scoreも約25%と順当にスコアを伸ばし、内蔵GPUについては従来とは一線を画す性能を備えていることがわかる。またPhysics Scoreもクロック比以上となる約17%の差がついており、内部アーキテクチャの変更による効果が確実にスコアに表れている。