エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.482
2016.04.01 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「SONIX P3400 SSD PCIe」をPCに組み込みパフォーマンスをチェック。なお今回はPCI-Express3.0(x8)レーンまで対応する拡張スロットに装着し、計測を実施した |
ここからは「SONIX P3400 SSD PCIe」をPCに組み込み、各種ベンチマークソフトによるパフォーマンス検証を進めていくことにしよう。従来通りOSは、ドライバ、ベンチマークソフトのみをインストールしたシステム用SSDから起動し、テストドライブにはデータを書き込まないクリーンな状態で計測を実施している。用意したベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」「CrystalDiskMark 5.0.2」「HD Tune Pro 5.60」「ATTO Disk Benchmark 3.05」の4種類。なおテスト環境の詳細については以下の表を参照いただきたい。
まずは「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」を使い、「ZOTAC SONIX P3400 SSD PCIe」の基本性能と圧縮率によるシーケンシャルアクセスの影響について確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293:Compression-Benchmark |
総合ベンチマークは、シーケンシャル読込約1,980MB/sec、書込約1,180MB/sec、4K-64Thrdが読込約850MB/sec、書込720MB/secを計測し、いずれもSATA3.0(6Gbps)SSDとは一線を画すパフォーマンス。総合スコアも2,580ポイントを計測するなど、PCI-Express3.0(x4)の広い帯域幅とNVMeプロトコルの効果がシッカリと発揮されている。また「Compression-Benchmark」のスコアを確認すると、圧縮率が上がるに連れ、読込は約1,800MB/secから約2,100MB/secへ、書込は約1,250MB/secから約1,550MB/secへとスコアが上昇しており、近頃の製品では珍しく圧縮率の影響を受けているようだ。