エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.482
2016.04.01 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」では、圧縮率によってパフォーマンスが変化した「ZOTAC SONIX P3400 SSD PCIe」。続いて「CrystalDiskMark 5.0.2」でも、圧縮率の影響を確認しておこう。データサイズは1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」を選択して計測を行っている。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
4K Q32T1のランダム書込をのぞく、すべてのベンチマークでパフォーマンスが上昇。特に4Kランダム読込と4K Q32T1シーケンシャル書込では、高圧縮率データで大幅にパフォーマンスが向上するのが確認できた。ちなみにZOTACが謳う公称値(読込2,600MB/sec、書込1,300MB/sec)は「ランダム」データの数値を元にしているようで、データによっては公称値を大きく上回る転送速度が期待できる。
続いて「デフォルト (ランダム)」時のデータサイズによるパフォーマンスへの影響を確認していこう。データサイズは50MiB~32GiBまで、用意されている9つすべてのプリセットで測定を行っている。
【50MiB】 | 【100MiB】 |
【500MiB】 | 【1GiB】 |
【2GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 | |
4Kランダムアクセススコアの最大値(IOPS) | |
4K QD32T1ランダムアクセススコアの最大値(IOPS) |
Q32T1のシーケンシャルアクセスは、読込最高2,626MB/sec、書込最高1,437MB/secで、ランダムデータでも公称値を上回るスコアを計測。またデータサイズの違いを確認すると、100MB/secでやや落ちこみがあるものの、それ以外には大きなブレもなく安定している。
続いてランダムアクセスを確認すると、最高値は、4Kが読込29MB/sec、書込157MB/sec、4K QD32は読込635MB/sec、書込790MB/sec。IOPSに換算すると4K QD32はそれぞれ約155,000 IOPSと約193,000 IOPSで、こちらも申し分ないスコアを叩き出している。