エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.482
2016.04.01 更新
文:GDM編集部 池西 樹
最後に「ATTO Disk Benchmark 3.05」を使い、シーケンシャルアクセスの最高性能を確認しておこう。
ATTO Disk Benchmark 3.05 |
読込は最高3,064MB/sec、書込は最高2,280MB/secでいずれも公称値を大きく上回る会心のスコア。グラフ形状も綺麗に階段状に上昇しており、転送が安定しているのもポイントだ。
エルミタレビュー初登場となるPhison「PS5007-E7」コントローラ採用モデルということで、「CES 2016」での発表当時から注目していた「SONIX P3400 SSD PCIe」。低圧縮率データでも公称値を上回り、高圧縮率データに至っては3,000MB/secを超えるスコアを叩き出すなど、シーケンシャル性能については、現行のコンシューマー向けSSDでは間違いなく最高レベル。ランダムアクセスも200,000 IOPSに迫るスコアで、HDDはもちろんSATA3.0(6Gbps) SSDからのアップグレードでも十分効果がある。
ZOTAC初のPCI-Express SSDながら非常に完成度の高い「SONIX P3400 SSD PCIe」。競合製品とも十分に戦える性能を備えており、今後はラインナップの拡充に期待したい |
販売価格も480GBで税抜50,000円前後と、NVMe対応のPCI-Express SSDとしては平均的で、パフォーマンスを重視するなら手放しでオススメできる製品だ。一方で、非常に完成度の高い製品だけに容量が1モデルしかないのは少々残念なところ。今後は、現在主流のM.2フォームファクタモデルなど、さらなる完成度とパフォーマンスの取れたラインナップの拡充に期待したい。