エルミタ的「編集部で使ってみた」
2016.04.07 更新
文:GDM編集部 池西 樹
実装コンポーネントが明らかになったところで、ここからは各種ベンチマークソフトにてCFD「MG1」シリーズの240GBモデル「CSSD-S6T240NMG1Q」の性能をチェックしていくことにしよう。ベンチマークソフトには「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」「CrystalDiskMark 5.0.2」「ATTO Disk Benchmark 3.05」を用意。これまで通りドライバ、ベンチマークソフトのみをインストールしたシステム用SSDから起動し、テストドライブにはデータを書き込まないクリーンな状態で計測を行っている。なおテスト環境の詳細については以下の表を参照のこと。
まずは「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」を使い、「CSSD-S6T240NMG1Q」の基本性能を確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293:総合ベンチマーク |
シーケンシャルアクセスは読込525MB/sec、書込500MB/secで、SATA3.0(6Gbps)SSDとしては十分なスコア。また4K-64Thrdを確認すると書込は198.33MB/secとやや低めながら、読込は363.48MB/secでこちらも上々のスコア。総合スコアも1,000ポイントを超えており、コストパフォーマンスモデルながら、ハイエンドに近い性能を備えていることがわかる。
続いてデータ圧縮率の影響を「CrystalDiskMark 5.0.2」で確認しておこう。データサイズは1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」を選択して、計測を行っている。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
シーケンシャルアクセス、ランダムアクセスともスコアに有意な差は見られず、「MG1」シリーズはデータの圧縮率の影響を受けないSSDと考えていいだろう。よって以後のベンチマークは「デフォルト(ランダム)」に絞って行うことにした。